日々の相棒、バレットジャーナル
「忙しかったのに、何をしたか覚えていない」、
「やらないといけないことを忘れているような気がする」、
そんなふうに感じる日、ありませんか?
私も以前は、日々タスクで頭の中がいっぱいで、ただこなすだけ、
でも何か忘れていることがないかといつも心配になってました。
毎日忙しいと、やるべきことが頭の中で渋滞してしまいがちです。
「気づいたら今日もやりたいことができなかった」
「やるべきことを忘れていて、後で落ち込んだ」
そんなふうに感じる日が続くと、ちょっと自信を失ってしまうこともありますよね。
でも、日々のタスクや気になることを、ひとつのノートにまとめて管理できたら?
しかも、それがとてもシンプルな方法だったら?
今日は、「バレットジャーナル(Bullet Journal)」というノート術を使って、
日々のタスクを俯瞰して把握&進捗管理をして、“じぶん発揮”を積み重ねていく方法をご紹介します。
バレットジャーナルとは?
バレットジャーナル(略してBuJo)は、箇条書きをベースにしたとてもシンプルなノート術です。
「箇条書きで、頭の中のもやもやを整理し、実行に移す」ことを目的とし、ノート1冊とペンさえあれば、誰でも今すぐ始められる手軽さが魅力です。
「タスク(・)」「イベント(◯)」「メモ(-)」などの記号(KEY)を使って、やること・予定・ひらめきをすべて一冊のノートに書いていきます。
ここでは、基本的な構成と、はじめ方のポイントをご紹介します。
バレットジャーナルの構成要素
- INDEX(インデックス):目次ページ。何ページに何があるか一覧で記載します。
- Future Log:未来(半年〜1年先)の予定・目標を記載するページ。
- Monthly Log:月ごとの予定・目標を記載するページ。
- Weekly Log(任意):週単位でタスクや予定を管理するページ。
- Daily Log:その日のタスク、気づき、予定、思いつきなどを記載するページ。
- コレクションページ(任意):好きなテーマを自由に記録できるページ。
例:読みたい本リスト、気分を整えるコーピングリスト、欲しい文房具リストなど。
これらの構成を組み合わせて、自分のスタイルに合ったノートを作っていくことができます。
基本のKEY(記号)の使い方
バレットジャーナルでは、以下のような記号(KEYと言います)を用いて、内容を簡潔に分類します。
- ・ タスク(ToDo)
- 〇 イベント(予定)
- - メモ(思いつき、情報)
- * 重要
- ! アイデア
タスクの進捗は以下のように変化させて管理します。
- × 完了したタスク
- > 翌日へ移動
- < 未来の予定へ移動
自分なりの記号(KEY)を追加してカスタマイズしてもOKです。じぶんのやりやすさが一番!
バレットジャーナルを始めるには
好きなノートとペンでOK。
(お気に入りの文房具を使うと、気分も上がります)
最初の数ページにINDEXを作る。
続けてFuture Log、Monthly Logのページを作って、大まかな予定を記載。
基本KEYをもとに、自分なりのルール決める。
(ノートの最初のページなどに決定したルールを書いておくと良いです)
~ここまで出来たら準備完了!あとは日々Daily Logページで実践を重ねていきましょう~
毎朝または夜、残タスクやFuture Log・Monthly Logからの予定を棚卸して、次タスクを箇条書きで記載。
常に手元に携帯して、進捗に応じてKEYを変化。
(具体的には完了タスクに×つけて、次の日に回すタスクに>をつけるなど)
その日に新たに出てきた追加タスクなども都度追記。
じぶん発揮にぴったりな理由
- 毎日のタスクを忘れずに記録・実行できる → 小さな達成感を積み重ねられる
- やること・やらないことを整理できる → 頭がスッキリして、今に集中しやすくなる
- コレクションページで好きなことも深められる → モチベーションが自然と高まる
シンプルな仕組みで、「じぶんらしい前進」ができるのが、バレットジャーナルのいちばんの魅力です。
また、1冊にまとまっていることで、どこに書いたか迷わず、あとから振り返りやすいのもとても便利です。
バレットジャーナルは、「タスクをすべて書き出して、外に出しておく」ことができるツールでもあります。
頭の中にタスクを抱えていると、意外と脳のエネルギーを消費してしまいますよね。
でも、ノートにすべて預けておけば、「覚えておかなきゃ」という負担が減り、
本来考えたいことに脳の力を使えるようになります。
まさに、第2の脳のような存在です。
そして、それを毎日書き出していくことで、ブレインダンプ(頭の中を吐き出す)にもなっていて、
頭の中を定期的にリセットできる感覚があります。
私の実践例:普通の手帳でもできる
私は最初、無地ノートに基本に忠実な形で実践していましたが、現在は少しアレンジしています。
具体的には、市販の手帳を使って実践しています。
- 年間ページ → Future Logとして使用(1年の予定や目標)
- マンスリーページ → Monthly Logとして使用(今月の予定を俯瞰)
- ウィークリーページ → (必須ではないですが)Weekly Logとして使用(週の予定を俯瞰)
- デイリーページ → Daily Log(毎日の記録)
- フリーページ → (デイリーページない場合)Daily Log(毎日の記録)、
コレクションページ(マイコーピングリスト、やりたいことリスト など)として使用
手帳に既にある機能をうまく取り入れることで、毎月のセットアップの手間が省けて気軽にバレットジャーナルを続けられるのでおすすめです。
おすすめの書籍
もっと深く知りたい方には、以下の2冊がおすすめです。
『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』(ライダー・キャロル 著)
バレットジャーナルの開発者による公式ガイド。
なぜこの方法が効果的なのか、心の在り方とともに解説されています。
『「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』(Marie 著)
初心者向けに図解たっぷりで、ゆるく実践できるスタイル。
デコやイラストも含めた楽しみ方が紹介されています。
バレットジャーナル × オリジナルアプリ
バレットジャーナルの記録をもっと楽しみながら続けるために、
当サイトオリジナルアプリ「BloomAction – じぶん咲くアクション」もぜひ取り入れてみてください。
このアプリでは、小さなアクションをおみくじのように引くことができます。
たとえば──
- 「今日は5分だけ、好きな香りを楽しんでみる」
- 「寝る前に、今日がんばったことをひとつ思い出す」
- 「今日の空を見上げてみる」
日々のToDoリストに、ちょっとやさしいアクションをひとつ添えることで、
「こなす」だけの一日が、「じぶんに還る」一日に変わるかもしれません。
もちろん、出てきたアクションがピンとこなければ、何度でも引き直してOK。
「これ、やってみたいな」と思えるものに出会えるまで、楽しみながら選んでください。
今日のじぶんに、今日できるやさしいこと。
ぜひ、バレットジャーナルと一緒に「BloomAction」も取り入れて、
じぶん発揮の習慣を育ててみませんか?
日々の積み重ねが、「わたし」を育てていく
何か大きなことをしなくても、毎日、やるべきことを整理して、一歩ずつこなしていく。
その積み重ねが、気づけば自分を信じる力になってくれます。
バレットジャーナルは、「自分の人生を、自分の手で整えていく」ための、とても心強い相棒になるノート術です。
特別な道具はいらず、手元のノートで今すぐ始められるのが魅力。
自分のやり方で、無理なく、楽しく続けてみてくださいね。
「ほんとうのじぶんを、育てよう。」